2010年12月23日木曜日

クリスマスイブまであと2日

今年のアイダホの冬は、例年より降水量が多いようだ。
寒さに応じて、雨の日や雪の日が結構ある。

地質的には、この辺りは砂漠地帯らしい。でも、来年の夏に向けて
この冬水を蓄える余地があるというのはありがたい事だろう。

町も各家々も、イルミネーションとクリスマス商戦が加熱しているようだ。
こちらでは、クリスマスといえば一年最大の大イベント。
賑わいが理解出来ないこともないが。


クリスマスイブは、今年は金曜日。
教会で推奨している "Family evening" を行う日だ。
Family evening とは、言わば家庭の絆を強めるための取り組み。

社会を構成している基本単位は、家庭だからだ。
家庭が結束していて壊れることがなければ、社会も健全でいられる。
という訳だ。

このFamily eveninngで、クリスマスについてのメッセージを準備する
よう、先週Robは、長男長女のマサとエミに課題を出した。

若い二人がどんなメッセージを届けてくれるのか、密かに私は
楽しみにしている。

クリスマスまで、あと2日。
我が家でも、ツリーの下に溢れんばかりのプレゼントが並んだ。

学生Robは、今年はとてもプレゼントにお金を使う余裕がないと
言っていた。もっともな話である。
「お父さんが大変な時は、家族が協力するのは当たり前だと思う。」
と、私はRobに言った。

子供達だって、我慢や思いやりを学ぶ良い機会じゃないか、と。
しかし、そう言いながらもプレゼントは結構沢山になった。

子供達の欲しいものを少しずつと、必需品であるスノーブーツや
手袋等、実用的なものを一緒にラッピングしたので、とてもツリーの
足元が賑やかになった。

Robママは、新しく家族に加わった私とマサに新しいストッキングを
作ってくれた。


この大きなストッキングの中にも、当日は沢山のお菓子や小物などの
プレゼントが入ることになる。

今日、Robと私はクリスマスの向けて、沢山のクッキーを焼いた。
チョコチップクッキー、Robパパの大好物、チョコチップとチェリーの
クッキー、またミントフレーバーのクッキー。

「クッキーファクトリーだよ!君。今日はいったい何枚クッキーを
焼くと思う?」とRobはニコニコ。
実に何百枚ものクッキーを焼いた。

キャラメルが大好きな私は、Robにおねだりして、キャラメルの作り方
も教えてもらった。

2010年12月14日火曜日

Woman's week end(ウーマンズ・ウィークエンド)


毎年恒例(だと聞いている)ウーマンズ・ウィークエンドがやって来た!

この行事は、Robママが自分の娘達と息子のお嫁さん達だけを
引き連れて旅行に出掛けるという、何とも粋な計らいの行事である。

Robママは、もともと進歩的でオープンな考えの持ち主で、日本のような”嫁姑”
とは無縁な感じのお母様。

いつも綺麗で洗練されてて優しくて。
でも、ちゃんと自分を持っている、素敵なマダムである。

私もいつか、あんなふうに年を重ねられたらいいなぁ、と憧れてしまう。
我が家の長女エミは、文字通り”グランマ”(おばあちゃん)が大好き!
もちろん私も大好き!!!

ウーマンズ・ウィークエンドの目的は、日頃、子育てと家事に追われている
女性達が週末(金~日曜日)だけ全てを忘れて、自分のために時間と
お金を使い楽しむ、というもの。

ローラに「どんな旅行なの?」と聞いたら「ショッピングよ!」という答えが
返ってきた。

旅の目的地は”ボイシ”2泊3日のショートトリップである。

最初、言葉の壁を気に病んでいた私は、「行きたくないよ。」と駄々をこねた。
でもRobは「行かなきゃダメよ。行って楽しんで来なさい。」と優しく私の背中を
押してくれた。

アメリカでRobと離れるのは初めてなので、私は電子辞書と単語ノートを握りしめて
ドキドキしながら、旅に臨んだ。

旅のメンバーは、Robママと私、ローラ、エイミー、Robの姉マーシャ、そして
”ボイシ”に住んでいるRobママの妹シェリーおばさんの6人。

本当は、Robの妹クリスティーもいるのだが、Newベイビー”サマンサ”を
産んだばかりなのと、少し離れたソルトレイクに住んでいる、という事もあって
今回は、残念ながら欠席となった。

ウーマンズ・ウィークエンドで恒例なのは、皆おそろいのパジャマを毎年新調
すること。
今年のパジャマは、上が長袖の紺一色、下はグリーンにグレーの細い横縞
そして、緑、赤などクリスマスカラーの鮮やかなソックスだった。

それから、Robママとシェリーおばさんは、キャンディーや小物の入った袋
やボックスを、それぞれ私達にプレゼントしてくれた。(下の写真参照)


Robママから~ハンドボディーソープ(クリスマスバージョン)、蛍光チューブ
                          ハロー・キティーのリップスティック、クリスマスカード、キャンディー
      やチョコレート、来年度の手帳、ミニノート、クロスワードパズルBook
       など。

シェリーおばさんから~小物(ミニパチンコ、ミニパズル、ミニ万華鏡、ミニシャボン
            玉、 ミニボール、など)
          キャンディーの小袋4つ。

旅を楽しめるように工夫された、女性らしく可愛らしいプレゼントに感激!だった。

さてショッピングだが、

女性はやっぱりショッピングが大好きである。

とはいえ、我が家は学生家族なので、まあそんなに我を忘れて買い物に走る
訳にもいかないし、私の場合、洋服も生活用品も事足りているので、
とにかく見て歩くだけでも、とても楽しい時間を過ごすことができた。

今回私が買った物の中で、一番のお気に入りは???
”カエルのオーブングローブ”だった。
シリコン製のパクパク口を空けるカエル君が、口で熱いオーブン皿やキャセロール
を掴む、というもの。

Robママが、キッチン用品の専門店で見つけて、ピンクのブタさんを買ったので
お揃いで私がカエル君を買った。


上の写真は、私の買い物。緑のオーブングローブのカエル君が写っている。

色とりどりのポップコーンは子供達のお土産。
”チョコレートファクトリー”では、Robが大好きなグリーンアップルをキャラメルと
チョコレートでコーティングしたお菓子を買った。
そしてキッチン用品の店では、別にミニヘラを買った。


この2泊3日で、立ち寄った店の数は、およそ20件以上。。。
いや、もっとかな???
楽しかったが、足も棒のようになった。

旅の楽しみは、ショッピングもさながら食事とホテルも然り、である。

チーズケーキのおいしい店、”チーズケーキファクトリー”や、
スパゲティーの専門店”スパゲティーファクトリー”にも連れて行って
もらった。

帰る日の朝、この旅の記念に、何か買いたいと思い、私とRobに
ペアでクリスマスのマグカップを買った。(下の写真参照)


そして、この旅の大きな収穫は、今まで言葉の壁を意識して、なかなか
コミュニケーションに加われなかった私と、皆の距離が少しだけ縮まった
事を感じることができた事だ。

来年の予定は、クリスティーの住むソルトレイクの予定。
神殿や教会にも行く事ができる。

多分、私の英語も来年の今頃なら、少しは進歩しているだろう。
I hope so...

とても楽しみだ。



2010年12月9日木曜日

英語・日本語

私の英語嫌いは、すでに中学校の頃から始まっていたと思う。

晩年に差し掛かって、よもや英語圏の国へ移住しようとは、思いも
よらなかったので、つまり英語を習得する努力をほとんどして来なかった。
しかし、振り返れば、学習の機会は幾度となくあったのである。

例えば、友人に英語ペラペラの女性が数人居る。

教会で英語圏の国から来た宣教師と何人も友達になった。

子供のために、教会の英会話教室に通った事もある。
ただ、その機会を有効利用する努力を怠って来たという訳だ。

Robと出会わなければ、恐らく死ぬまでわたしは、純日本人のままで
いた事だろう。


先日、R0bが中学校の教鞭の実習で、日本についての紹介をする機会を得た。

純ジャパニーズの私は、浴衣を身に着けてRobと供に、アシスタントとして
スクールに同行する事になった。

長年の日本暮らしでRobは、掛け軸や番傘、浮世絵、扇子などを幾つも
持ち合わせていて、子供達も興味深々だった。

授業の中では、主に「言葉」についての話が中心で、「ひらがな」
「カタカナ」「漢字」の使い分けや意味などが紹介された。

今現在、私は英語の習得に四苦八苦しているが、考えてみると「日本語」とは
我が母国語ながら、何と美しい言語だろうと思う。

言葉の持つ意味合いや、繊細な感情を、3つの言語(ひらがな、カタカナ
漢字)の中から、適切な表現を選び出して、文章として綴る。

こんな素敵なセレクトを行っているのは、日本人だけじゃないだろうか?

もう少し詳しく言うと、日本人は、もうひとつ違う言語を操っていると思う。
それは「ローマ字」。

これは、なかなか便利な方法だ。

以前、友人の友人にオーストラリア人の方がいて、日本語を学んでいたのだが
帰国後、メールを送るのにローマ字を使っていたそうだ。

折角だから日本語でメールしたい!でも日本語に変換できるパソコンを
持っていない!
そんな時、ローマ字なら日本語を使うことができる、という訳だ。

4つの言葉を操ることの出来る日本人。

そう!私は日本人なのだから、英語くらい容易くマスターできるはず!!!と
自分を叱咤激励してみるのだが。。。。

2010年12月2日木曜日

ボイシ(Boise)へ

グリーンカード申請の書類を、全て提出し終わってから約1ヶ月。

入国管理局から通知が来た。私とマサと、一人ずつ面接があるらしい。

言葉が不自由な私達は、何を聞かれても答えようがないし、とにかく夫のRob
が頼みの綱である。

私は10:00から、マサは9:00からの予約だった。
Robによると、面接と言っても、指紋の採取がメインらしい。

こちらでは、私達のような外国人だけでなく、国民も就職や進学などの時に
指紋を採られるのだそうだ。

入国管理局は、アイダホの首都Boise(ボイシ)にあって、此処 ツインフォールズ
から車で約2時間を要する。

マサの予約時間9:00に合わせて、私達も一緒に入局することが出来た。

最初のマサは、スムーズに終了。
顔写真を正面、横向きと二枚撮られ、コンピューターで両手指の指紋を採取した。

しかし、私の手は乾燥がひどくて全部の指の指紋を採取する事が出来ないと言う。

乾燥がひどいと言っても、見た目何ら手が荒れている様子は見られない。
自覚があるといえば、アイダホに来て3ヶ月目の頃から、手のカサつきが気になって
炊事や水仕事の時は、ゴム手袋を使うようにしていた事だけだ。

これも乾燥気味の気候と関係があるのだろうか???

ともかく、私だけは後日出直しとなった。

2時間も掛けて来たのに。。。

でも、こればかりはどうしようもなかった。また今度Robと二人でデートできると
思えば良いか。。。

入国管理局の人がお勧めのハンドローションを紹介してくれた。
コーンハスカースローションと言って、コーンの収穫に携わる農家の人の手荒れに
良いとされるオイルフリーのローションだった。

Robのお父さんも昔、足に塗って使っていたという、おなじみの逸品らしい。

これを一日20回手に塗ること。
そして、夜は手袋をすること。
素手で食器を洗ってはいけない。

これらを注意された。

次回、指紋採取に失敗したら、一度日本に帰国して、警察で犯罪歴が無いこと
等を証明してもらわなければならない。と。

でも、炊事と食器洗いは、やっぱりしない訳にはいかないし、、、、
だって、5人の子供が口を空けて待ってるからね。

きっとRobは助けてくれると思うけど。。。

この日から、私の”ローション浸りの日々”が始まった。

約一時間置きにローションを塗って、終日”軍手”を装着。
出かける時も、冬の冷たい風にさらされないように、お出かけ用の手袋をする。

寝る時もたっぷりローションを塗って”軍手”のお世話に。

でも、朝起きると、たいがい”軍手”は床に投げ捨てられていた。
現在、ローションをつけ始めてから、約10日。

私の手指は、美しく潤っている。。。ように見えるのだが???