2011年12月7日水曜日

英語クラス

CSIのESL英語クラスに通い始めて3ヶ月が過ぎた。明日でクラスは終了する。
聞き取りと会話は、まだまだという感じ。クラスの先生の説明が何とか理解できるが
時には早すぎてついていけない事もある。

しかし、それは、テキストに書いてある文章や文法を見ながら授業を受けると、
それなりに何とかなっている。
もちろん文法の説明も単語の意味の説明も全て英語訳なのだが、単語の発音が
日本語的な発音とは違うので、私の耳が、まだそれをキャッチできたり、できな
かったりする。でも学んでいる内容は、まさに中学校レベルの英会話だ。

しかし、耳慣れる。という事はあるのだろう。
短めのエッセイや、新聞記事などは、随分読めて理解できるようになった。

理解が広がると、学ぶのも楽しい。
今回の3ヶ月コースを終えて、テストを受けたところ、次回1月からのスプリング
コースでは、3レベルに昇進できる見込みが出てきた。

できれば、短時間のアルバイトにも挑戦したい!
と考えている。

2011年10月3日月曜日

English School

9月から、CSI(南アイダホ大学)の英語スクールに通っている。
授業は週4日。月、水は6時間、火、木は午前中3時間。

大嫌いで、苦手感の強かった英語だが、改めて通ってみると
結構楽しい。
嫌いだっただけあって、私の英語レベルはかなり低かった。
クラス分けのための実力テストでは、レベル2。

まぁ、ABCから始めるレベルでなくてホッとしているが、
中学校レベルの英語からやり直し、という感じ。


こんな事なら、もっと真面目に勉強しとくんだったなぁ~。


英語スクールは、とても国際色豊かだ。

お国柄も肌の色も、服装も様々。

ネパール、タイランド、メキシコ、イラク、イラン、アフリカ
アフガニスタン、ブラジル、グアテマラ、ロシア、マレーシア
中国、、、。

そして日本人は私独りだった。

みんなそれなりに、色々訳ありでアメリカに来ているらしく、
私のように、家庭的に恵まれた学習環境の人は、あまりいない
らしい。

とにかく頑張らなくては。。。

もちろん、先生もアメリカ人。だから説明も全て英語。
どうなることかと思っていたが、話し言葉一つ一つがちゃんと
理解できなくても、知っている単語が増えてくると、まあ
それなりに相手の言っている事が判るものだ。

脳みそが、自分の知っている単語を繋げて、相手の言いたい事を
予想し、判断してくれるようになる。

まぁ、私はまだこんなレベルなのだ。

会話は更に難しい。文法も何もあったもんじゃないが、経験上
聴き連ねたフレーズや、単語を使って何とか相手に意思を伝える。

でも、返事をもらってもそれが何て言っているのかが判らなかったり
する事もしばしばだ。

アメリカに居住して1年1ヶ月。

住んでいれば勝手に喋れる様になるだろう、という考えは甘いらしい。
Robの話によると、話せない人は10年経っても話せないらしい。

人中に出て、とにかく会話しなきゃいけないとの事だった。

英語スクールは3ヶ月が、1クール。
出来れば3ヶ月終わる頃には、もっと上のレベルに行きたい。

当座の、短期目標は、会話と読み書きに苦労しなくなる事。

これもまだ時間を要するだろうが、とにかく最低でもこれくらいは
マスターしなくては。。。

長期目標も、あるにはあるが、、、それは、もっと目途がついてから
書くことにしよう。

2011年8月31日水曜日

おふくろの味

アメリカに来て、日本食の味の繊細さを感じている。

子供達は、私の作る、切り干し大根の煮付けや、ひじきの煮物が
大好きだ。

私は主に、干し椎茸を使って、旨味と味出しをする。
本当は、油揚げや、こんにゃくなども入れて作りたいところだが、日常
しょっちゅうは手に入らないので、あるもので作っている。

日本では、切り干し大根の煮付けも、ひじきの煮物も、一食の中では
脇役で、めったにメインメニューに数えられる事はないし、子供達も
日本に住んでいたら、注目する事もなかったかもしれない。

しかし、確かに食べてみると味わい深いし、おいしいのだ。


先日、ケンとショーンが、夕方柔術を習いに行く前に、何か軽く空腹を
満たすものはないかと考えていた所、ふと母が時々作ってくれた「お焼き」
を思い出した。

残りご飯をマッシャーで大まかに潰し、小麦粉と水を加え、お好み焼きの
ようにフライパンで焼く。
味噌に砂糖を加えて水で硬さを調整し、お焼きに塗って食べる。

母は、恐らく出身地である信州の「五平餅」を思い出していたのかもしれ
ない。

私の作った「お焼き」は、ご飯と小麦粉の生地に、刻んだチャイブ(ネギ)を
沢山入れて焼き、塗り味噌も、すりごまとピーナツバターが入っている。

子供達の大好きな、ゴマドレッシングの味を意識した。

結果は大成功。

私の、おふくろの味は、誰に引き継がれるのだろうか?


2011年8月30日火曜日

フリーザーの怪

8月のある日

念願のフリーザーを買った。

アメリカの家庭では、冷凍冷蔵庫の他に、冷凍庫(フリーザー)を持っている
家庭が少なくない。
肉食が中心であるせいか、ここアイダホでは、牛肉を半頭分、という単位で
買い求めて、目的別にミンチやステーキ用、ロースト用等小分けにして保存
している家庭が結構ある。

我が家も、生鮮食料品の保存のために、冷凍冷蔵庫以外にフリーザーが
ひとつ欲しいと思っていた。

夏場の家業である、ファイアー・ウォークス(花火販売)で、少し経済的に
余裕が出た事もあって、近くのお店にフリーザーを見に行った。

Robは、とても主夫向きの人で、(私がそう思っているだけかもしれないが)
店の安売りのチラシや、リサイクル品のホームページなどを、常々よく
チェックしている。

何処のタマゴが安くて、何処のミルクを買いに行けば得かをちゃんと
わかっている。それも、ただ安いだけじゃなく、そこに行くのに使う
ガソリン代と比較して、賢く買い物に出かけるのだ。

言葉の壁により、本来の主婦である私のハンディーをもろともせず
ひょうひょう淡々としている。

さすが!我が愛すべきハズバンド。

フリーザーの話に戻るが、フリーザーコーナーの並びに、予算と大きさに
合うものを見つけた。新品だが、中の電球が切れて新しくつけなおした
というもの。機能的には全く問題ないらしい。ただ、同格のフリーザー
より、幾らか安くなっていた。

配達手数料を節約して、車の荷台に積み、子供達も一緒に自宅へ運び
入れて地下のパントリー(食品庫)に設置した。

パントリーには、多くの保存食品が備蓄してある。
この一年、台所を預かる主婦として、私はケチケチ賢く、食品を貯めて
来たのだ。
此処には、日本から送ってもらった貴重な食べ物も置いてある。

私達教会員は、以前から水や食料の備蓄を奨励されて来た。
最近は大きな地震や、予想もしない災害も世界中で起こっていて、この
教えは理にかなっていると思う。

災害だけでなく、経済困難にもある程度役立ってくれる事だろう。


我が家のパントリー(食品庫)の様子


缶詰類。ポークビーンズ、コーン、グリーンビーンズ
ビーフシチュー、スープ、果物類、などなど。
金属のシェルフの棚に種類別に並べてある。
安売りの時などに、まとめ買いしている。



シリアル類、小麦粉、砂糖、塩、スパゲッティーなどのパスタ類
マヨネーズ、ピーナツバター、ドレッシング、マスタード、シロップ
マッシュポテト、サラダオイル、酢、ケチャップなど。




我が日本の食品類!魚の缶詰、かつを節、カレー、漬物の素 ふりかけ、麦茶、干ししいたけ、わかめ、ひじき、切干大根  など。

さて、フリーザーは、これら食品の並ぶシェルフと同じ一角に
設置された。


電源を入れるのが待ち遠しい!

でも、横にして運んだので、フリーザーの中のガスが安定するまで
24時間は電源が入れられない。その夜はウキウキ気分で床についた。


凍らない!?

次の日を待ちかねて、フリーザーを稼動し、一階の冷凍冷蔵庫の中から
凍っている肉やハム、冷凍野菜などを新しいフリーザーに移動した。
常温の物は、様子を見ながらフリーザーの負担にならないよう徐々に
移すつもりだった。

フリーザーの異常に気づいたのは、その日の夜。

移動した時から凍っていたはずの肉類が、やや柔らかくなっている?
Robが、温度設定に異常がないかを調べ、一番低温に設定しなおして
くれた。

翌日、更に異常は顕著になった。

おかしい。。。

Robは、「お客様センター」に電話して、事の詳細を相談した。
月曜日、調査員の人が来てくれる事になった。

でも、月曜日まで、まだ3日もある。
私は、冷凍食品の鮮度がひたすら心配で、やむを得ず移した食材を
再度、冷蔵庫の冷凍室に詰め込めるだけ詰め込んだ。

月曜日、夕方まで待ったが、フリーザーの調査員はやって来なかった。
Robが、再度「お客様センター」に電話すると、なんと訪問は2週間
先の月曜日だという。

え?冷蔵庫?!

しびれを切らしたRobは、購入した店に電話した。
対応した店員さんが、私達の購入記録を調べてくれた。すると、、、

「お客様の購入された品は、フリーザーではなく冷蔵庫です。」

という、耳を疑うような返答が返って来た。

とうとう怒りが頂点に達したRobは、

「私達家族はフリーザーを買いに行ったんだ!それなのに冷蔵庫だと?
フリーザーコーナーに並んでいて、そう説明も受けて、見掛けも何処
から見てもフリーザーに見える。よし!わかった。これはそちらで引き
取りに来て、お金も返してくれ!」と言った。

店員さんは平謝りで、マネージャーに相談して返事します。との事
だった。

店の閉店時間まで、あと3時間。せめて誠意ある返答が返って来れば
店の過失を必要以上に責めるのはやめよう。と、Robと話し合った。

閉店時間。ついに電話はかかって来なかった。


フリーザーのつもりで購入した冷蔵庫。溶けた肉類の血が滴っている。




販売店へ

次の日早く、Robは、消費者を護ってくれる弁護士さんの所へ電話をかけた。
もしも、誠意ある対応をしてもらえなかった場合に、消費者に替わって店に
保障や返金などの交渉を行ってくれる無料の弁護システムがあるのだそうだ。

そして、私達は、販売店に直談判に出かけた。

どうして今日まで販売店に出向かなかったのかというと、実はフリーザーを
買いに行った時に対応してくれた店員さんが、Robの古くからの知り合いで、
Robが直接店に出向く事で、あまり話を大きくしたくなかったからだ。

その店員さんだって人間だし、誰だって間違う事はある。
この事で彼の立場が窮地に追いやられるのではないかと、実は私達は内心
心配していた。

しかし、この数日私達は十分待った。
Robは一家の主だし、家族を護らなければならない。このままで済ませる事は
できなかった。

販売店に着くとRobと私達はまっすぐにマネージャー室へ向かった。
受付で、マネージャーさんに取り次いでもらい、程なくマネージャーさんと
会う事ができた。

色白で痩せ型タイプの、まだ若い男性だった。

Robは、堰を切ったように、この数日間の経過と私達の状況を話し出した。
この店に来た時の事から、フリーザーでなはないと聞かされた時の気持ち
この店や、お客様センターの対応、大切な食品が台無しになった事、
家族を食べさせて行かなければならない事等、切々と訴えた。

もし、誠意ある対応、保障をしてもらえない場合は訴える用意がある事も
はっきりと相手に伝えた。

マネージャーさんは身じろぎもしないで、ただ聞いていたが、少しの間退席し
また戻ってきて、店としての誠意を示してくれた。


フリー・フリーザー

結局、店としては、最新型のフリーザーと我が家に運んだフリーザーならぬ冷蔵庫
を取り替えてくれる事になった。

価格は買った冷蔵庫の倍。でも、溶けた食品の保障額も含めて、この最新型
フリーザーをフリー(無償)でくれる事になった。

この対応で、怒りと切なさで険しい顔だったRobにも笑顔が戻った。


最新型のフリー・フリーザー。チーズ、バター、ハム、鶏肉、牛豚肉
ミンチ肉、冷凍野菜、パン類などが沢山保存されている。


裏庭に置いてある、大型のバーベキューグリル。今回のフリーザー事件で
浮いたお金で買った。
手入れもカンタンで、扱いやすい。最近は時々ここで夕食を摂っている。

2011年8月25日木曜日

お引越し

6月のある日

新しく買った中古の家のリフォームが、ある程度目途がついた所で
いよいよ引っ越す事になった。

これまでも、引越し用のトットに、荷造りをしながら、少しずつNewハウス
に荷物を運んで来たが、今日はいよいよ大きなトレーラーで、一挙に
荷運びを行う。



スターウォーズのお揃いのヘルメットをかぶって、荷物を運ぶ ショーンとアリサ。

しばらくは、片付かない日々が続くのは覚悟の上で、主婦の私は、3度の食事
の賄いが、リフォーム途中のキッチンで不自由なくできるのかどうか、気をもんで
いた。

Newハウスの庭は、たんぽぽの花があちらこちらに見られ、春爛漫の様相を
見せている。写真は、玄関側の庭の様子。




結婚記念日


4月4日は、私とRobの結婚1年記念日だった。

サプライズが大好きなRobは、二人のために、楽しい企画を考えてくれて
いるらしく、私には、なかなか教えてくれない。

でも、私は、とにかく一緒に居られれば、幸せ。
別に、日常の買い物でも、一緒にキッチンに立っている時でも。。。

まだたった1年だけれど、私達夫婦には本当に大変な試練が待っていた。
眠れない夜もあったし、涙がとまらない日も、幾日もあったよね。

何をどうすれば、誰も傷つけずに済むのか、
私達が間違わないで生きて行くには、どうすべきなのか?
沢山、たくさん悩んだよね。

ただ、分かっていたのは、二人の気持ちが離れてはいけないという事。
何があっても、一緒に耐えて乗り越えなければならないという事。

しかし、この試練を越えられたのは、やっぱり神様のおかげだと思う。

家庭って、大切だ。

家庭が崩壊したら、国は潰れてしまうだろう。
家庭が温かく、しっかりしていたら、国も健全になるだろう。

父親と母親、そして、夫婦の役割は、それはそれは重大な責任を
負っている。
この基本的な事を、絶対に忘れないようにしよう。

思いやりを持って、お互いの信頼感が、今後もずーっと続きます
ように。


Robは、水辺の美しい可愛らしいペンションに連れて行ってくれた。
ミニキッチンと、テラスにはホットタブ付き。

ホットタブというのは、循環式の温泉の事。日本人の私が、温泉を
懐かしんでいるのを知っていて、プライベートなホットタブ付きの部屋
を選んでくれたらしい。


そして、私達は、美味しい高級レストランよりも、好きな食材を買って
帰って、ミニキッチンで二人で料理する方を選んだ。
お酒は飲まないので、フレッシュフルーツジュースと、オーガニックの
ハーブティー。

派手ではないが、二人でゆっくり時間を過ごし、いろんな話をした。

2011年1月25日火曜日

クリスマス・イブ

いよいよクリスマスがやって来た。
子供達にとっては、とてもとても楽しみな日!


今夜はRobパパママ宅で、家族の食事会も開催される。
久しぶりにRobの妹クリスティーにも会えるし、New Baby サミー(サマンサ)
にも会える。

とても楽しみだ。

お祈りと手作りのおいしいディナーの後は、皆でカードゲームをしたり
団欒したり。
そして、救い主イエスキリストの生誕にちなんで、子供達が劇を行った。


マリアとその夫ヨセフの役を、ブリアンとダレンが、生まれたばかりのイエスキリストを
サミーBabyが、そして、キリストに金と没薬と乳香をプレゼントする三賢者の役を
マサとケン、ショーンが。

そして、いよいよ子供達お待ちかねの、プレゼントタイム!
Robパパ、ママが毎年くれるプレゼントを、子供たちは皆心待ちにしている。

皆とてもうれしそう!

クリスマスの季節は、本当に特別な幸せに包まれる。

一番身近な、愛すべき人々にもう一度心を向ける季節。
今ある幸せに感謝し、分かち合う季節。
家族、友人、そして隣人を思い起こす季節。

2011年1月5日水曜日

キャロリング

クリスマスを目前に控えたある日
ブライアン、デービッド、Robの3兄弟家族で、キャロリングに出かけた。


キャロリングとは、知り合いや、一人暮らしの家庭を訪ねて、戸口で
クリスマスソングを唄うこと。
クリスマスの愛の精神を感じられる行事だ。

曲目は、子供達も唄い易い、「ジングルベル」や賛美歌など、3曲が
選ばれた。

この日、訪ねたのは、教会員の老夫婦と、隣の家、そして、ひとり暮らし
をしている、エイミーのお母さんと、同じくRobの姉マーシャの家だった。

どの訪問先の人も、皆じっと終わるまで歌に聞き入っていて、「ありがとう。」
と、嬉しそうに応えてくれた。

写真は、エイミーのお母さん宅の戸口で歌を唄う子供と大人達。